できるデッサン特別教室 カリキュラム            

閉講しました                   

この講座では、約6ヶ月のカリキュラムで絵画の基礎をみっちりと学んでいただけます。各自のペースで、課題をこなしながらデッサンや用語、考え方を勉強します。鉛筆の使い方から指導しますので、全くの初心者から学べます。
カリキュラム終了後は引き続きデッサンまたは油彩画、水彩画を基礎から学んでいただけます。

 

1.明暗スケール

 

まず初めは、明暗を作る練習です。鉛筆で白から黒までの、3段階と9段階のグラデーションを作ります。それぞれの段階が、均等になるように注意します。

2.遠近法 室内

    

一点透視図法を使って、奥行きのある室内風景を描きます。      
線画にトーンをつけると、奥行きや存在感がはっきり出てきます。

3.遠近法 風景

遠近法で風景を描きます。建物や道路が遠近によって、どう見え方が変わるのか考えます。

4.ものを見ずに描く    

ものを見ずに球や立方体を描いて、立体感のイメージを頭の中に作ります。

5.立方体

     

立方体を描きます。家やビルなども大きな箱と考えられます。自分から見た垂直、水平を基準に、辺の傾きを測ります。

6.球

  

球を描きます。立体感と影のつけ方を学びます。

7.ガラスを描く  

円柱の形の取り方、ガラスの質感を学びます。

8.右脳で描く

        

絵や音楽には、特に右脳を多く使っているといいます。右脳を使う場合と左脳を使った場合では、時間感覚や楽しさ、集中力が違うといいます。右脳で描くとはどんな感じか、いくつかの課題を通して考えます。
  ○記憶で、手を描く     ○顔の向かい合った壺 
  ○枡目で写す        ○紙を見ずに、手を描く  

9.クロッキー

   

手をクロッキーします。瞬間的に、全体のバランスを掴みます。

10.粘土

ブロンズ粘土を使って石膏像の頭部を作ります。立体を立体で写すことで、立体を感覚的に捉えます。
面の向きや造り、大小のふくらみを実感します。
こまかい凸凹はあとに回し、大きな固まりから作ります。 

11.石膏デッサン

  

白い石膏像を描くことで形や明暗の表現を学びます。木炭は、描き消しが容易なので、練習には最適です。
姿勢を正して、視点が動かないようにします。
眼を細めて石膏像を見ると、大きな明暗の変化をつかみやすいです。
画面が大きいので、たまに絵から遠く離れて全体の感じを確かめます。

12.色彩学  

色彩学の基本を学んで色を考えます。

☆色の三要素  ・色相  赤、青、黄などの色味の違い。

           ・明度  明るさの違い。白黒にした場合の明暗の度合い。

           ・彩度  色の鮮やかさ、地味さ。純色と鈍い色の違い。 

13.静物画

 

自分でモチーフを選ぶところからが課題です。色彩や構図も考え、パステルで描いていきます。
○モチーフをどう選ぶか。いろいろ並べてみて考えよう。
   ・変化をつける・・・・・大きさ、色、形、明暗、質 
   ・イメージを決める・・・洋風、和風、爽やか、アンティークなど

14.人物画

      

人体のバランスや質感やボリュームを勉強します。
・全体のバランスを確かめながら形をとる。
・動きや重心のバランスを意識しよう。・骨格を理解すると捉えやすい。

15.名画の模写

自分の好きな名画を白黒で模写して、明暗の表現や絵の精神を学びます。


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