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初めての油絵
 
 油絵の具

油絵の具セット

☆油絵セットから始めるのが簡単。もちろん、バラで揃えるのもいい。

サクラアートサロンの教室で扱っている油絵セットでは、キャンバスその他合わせて、1万5千円くらい。

これくらいのセットだと、消耗品を買い足しながらずっと使える。
 

油絵の具セットの中身

・ 絵の具12色セット

 

・ パレット

・ 筆

・ 油つぼ

・ 溶き油

・ 筆洗器

・ ペインティングナイフ

・ パレットナイフ

・ 木箱

絵の具12色セットは、出来れば「専門家用」がいい。

メーカーにもよるが、「学生用」は色が弱く描きにくい。

二つ折りパレットは内側が使用面。左利き用は別注する。

油絵用筆は、筆の軸が長い。最初は2、3本でいいが、多くあると便利。

パレットの横につけて、溶き油をいれておく。

絵の具を薄める油。絵の具を厚く塗るときは、薄めなくていい。

筆洗い。スケッチ用の筆洗は、ひどく汚れると新しいものと取り替える。

左官ごてみたいに絵の具を塗ったり、盛り上げたり削ったりする。

パレット掃除用。あまり使わない。

専用の木箱は丈夫で使いやすいが、プラスチックの道具箱などでもいい。

 

セット以外で必要なもの

・ 木炭

・ フキサチーフ

・ キャンバス

・ キャンバスクリップ

・ ボロ布、古新聞

・ イーゼル

・ エプロン等

 

下描き用。ボロ布で拭けば消えるので、鉛筆より使いやすい。

木炭を定着するスプレー。下描きが出来たら、軽くスプレーする。

油彩用、油彩アクリル兼用のものが使える。

持ち運ぶために、キャンバスを2枚内側に合わせて固定するクリップ。

筆拭き、パレット掃除用。小切れがたくさんあると便利。

絵を立てる三脚。画架。

服に付いた絵の具は石鹸で落ちるが、淡いしみが残ることもある。

 

 油絵の具について

特長

油絵の具は独特の深い色が出る。塗り重ねていくと、自然に味わいが出る。

手軽ではないが途中でも修正がしやすく、初心者にもおすすめ。

 

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 透明水彩絵の具

透明水彩絵の具

・ 絵の具セット

・ 画用紙

・ パレット

・ 筆

・ 鉛筆

・ 消しゴム

・ 水入れ

・ 筆拭き用タオル

・ 筆巻き

 

18色くらいはあるほうがいい。12色セットにバラを買い足してもいい。

水彩専用紙が発色がいい。

プラスチックのもの、金属製のものがある。

2、3本あればいい。

好きな鉛筆でいい。H〜2Bくらいが普通。あまり軟らかいと黒色が水に溶ける。

プラスチック消しゴム、練り消しゴム。

いつもきれいな水を使う。

 

 

 

 透明水彩の特長

特長

水彩画を始めるなら、透明水彩がおすすめ。

透明感のある瑞々しい発色が美しい。その透明性のため、紙の質が発色に大きく影響する。

手軽に描け、持ち運びも軽く、スケッチに便利。しかし、手軽=簡単ではない。

額装しても油絵より軽く薄く、どこにでも飾りやすい。
 

水彩画の描き方

色の濃淡は、水の薄め加減で調節する。白絵の具は、あまり使わない。

真っ白にしたい部分は、何も塗らず紙の白を残して表現すると美しい。

色の透明度が高く、重ねると下の色が透けて重なる。

 

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 アクリル絵の具

アクリル絵の具

キャンバスに描く場合は結構たくさん使うので、バラで40ml以上の大きなチューブを買ったほうがいい。
 

アクリル用ナイロン毛筆を使用する。油彩用の豚毛筆も使える。

アクリル絵の具はアルカリ性が強く、筆の毛が痛むので、セーブル筆など高価な筆は、使わないほうが

いい。
 

紙パレット

絵の具がすぐ固まるので、紙パレットを使う。使った後は、一番上のシートをはがして捨てる。

陶器の絵皿なども使いやすい。
 

アクリル用キャンバス

アクリル用か、アクリル・油彩兼用のものを使う。紙や木の板、布などにも直接描ける。

油彩専用のキャンバスは使えない。
 

ペインティングナイフ

水性の絵の具なので、ナイフは錆びない種類のものがいい。ホルベイン製で錆びないものがある。
 

その他

・ 木炭 鉛筆    下描き。

・ フキサチーフ   下描きの定着スプレー。(油絵を参照)

・ 水入れ
 

出来れば揃えたいもの

・ ジェッソ(白色下地材)  最初に塗っておくと、発色、筆のすべりがよくなる。

・ ジェルメディウム     透明メディウム。絵の具に透明感を与える。

・ モデリングペースト    盛り上げ材。そのまま、又は絵の具と混ぜて盛り上げる。

・ グロスメディウム     つや出し用。グラッシ用。

・ リキシック         絵の具の練りを硬くするメディウム。

・ 刷毛            下塗り、描画用。
 

 アクリルの特長

アクリル絵の具

発色が明るくきれい。水性だが、乾燥すると耐水性になる。

水分さえ蒸発すれば、どんどん重ね塗りできるので、油絵より速く仕事が進む。

油絵になれた人には、乾きの速さが描きにくさにもなる。
 

油彩との違い

色が軽い感じで、油絵のような深みを出すには工夫がいる。盛り上げて描くと、油絵みたいにも見える。

新しい画材なので実証はされていないが、保存性は油彩よりずっとあるらしい。

 

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 鉛筆デッサン

鉛筆

2H〜4Bくらいあれば足りる。筆圧や好みでどんなものでもいい。
 

画用紙

何でもいい。
 

ケント紙

丈夫なので消しゴムで表面が痛みにくく、練習に適している。

つるつるしていて鉛筆がすべる。製図用紙なので、細かい所まで描くことが出来る。
 

消しゴム

練り消しゴム、プラスチック消しゴムの2種用意する。

 

 木炭デッサン

木炭

やなぎ、くわなどの枝を、蒸し焼きにしたもの。
 

木炭紙

MBM木炭紙が一般的。透かしが正しく読めるほうが表。
 

ガーゼ布

画面をはたいたり、こすったりする。
 

フキサチーフ

完成した後、木炭を定着するスプレー。
 

消しゴム

練り消しゴムを使う。

 

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 パステル

パステル

パステルは、絵の具のようには混色できないので、色数が多いほうがいい。

24色から、出来れば60色以上あるといい。
 

ざらざらのある色画用紙のキャンソンミタント紙、ミューズコットン紙、マーメイド紙などに描くことが多い。

木炭紙や、ざらざらのある水彩紙に、好きな色を絵の具で着色してから描いてもいい。

何色もの色画用紙を綴じたパステル用スケッチブックもある。
 

 色鉛筆

色鉛筆

色鉛筆は、絵の具のようには混色できないので色数が

多いほうがいい。

72色で描いていても、スケッチしていて別の色が欲しくなる

ことも多くある。
 

 テンペラ・フレスコ画

テンペラ画

油彩より古い絵画技法。卵、または卵と油を混ぜたものに顔料を混ぜて絵を描く技法。
 

フレスコ画

西洋の壁画技法。漆喰をこねる舟など、大掛かりな道具がいる。

誰かに習わないと難しいでしょう。

・ 消石灰 川砂 顔料一式 木枠 石膏ラスボード 左官ごて 舟 くわ たわし 筆 パレット など

ストラッポ(絵をはがしキャンバスに移す)

・ 寒冷紗 にかわ キャンバス 木工用ボンド セメント 刷毛 
 

 銅版画 エッチング

銅版画

エッチングは銅版画の技法のひとつ。緻密な描画が出来る。

刷るのに、プレス機が必要。学校、教室や、工房などで使える。

・ 材料  銅版 ニードル バニシャー インク プレス機 腐食液 液体グランド ビニール壁紙 ベンジン

      版画用紙 金属磨き 松脂 ガーゼ トレーシングペーパー 弁柄 など

 

 

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